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森をつくること

C・W・ニコル氏が長野県に住んでいることは知っていたし、日本国籍になっていることも知っていた。森の再生をやっていることも知っていた。しかし、彼の生い立ちを調べてみて驚いた。
彼の実父は太平洋戦争時、日本軍によりシンガポールで処刑されている。母親は再婚し、ニコル姓となる。小学校時代はいじめられ、教師からも体罰を被ったみたいで学校嫌いになったようだ。その後、叔父とのいさかいの中で格闘技に目覚める。高校卒業後、友人の誘いでカナダに渡る。その後、探検を繰り返し、世界中を巡る。そして、日本にやってきたわけだ。
同氏が再生した森について語っていた。
「この森は手を入れないと死んでしまう。一度人間が手を入れた以上、その手入れという営みも一つの自然となっている。」
また、彼の森や自然に対する畏怖の念というか、宗教心を抱かせている原体験となっているのが屋久島の縄文杉と出会ったことだと言っている。
「この杉はイエス様よりも前からあるんですよ。ピラミッドよりも昔からあるんですよ。歴史そのものです。生きているんですよ。こんな素晴らしいものがあるでしょうか。」
そして、黒姫山の森を眺めて、「この木、この森が育っていくのを私は見ることができない。でも、想像できるんです。大きくなった木々の姿、豊かに、そしてきれいに手入れされた森の姿を思い描くことができる。素晴らしいじゃないですか。」

ふと、私は、大分トリニータのことを思い描いた。今はまだ小さな林、そして細い木かも知れない。しかし、欠かさず手入れをして、育て上げれば立派な森に成長する。豊かな森にするために、我々にできることがあるはずだ。
5年後、10年後、いや、もっと先にあるこのクラブの姿を想像できるだろうか?少しずつ見えてきたのではないか?その想いを大切にしたい。
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by worsyu | 2009-01-17 01:11 | ひまネタ | Comments(0)
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