おくりびと

アカデミーで日本映画の「おくりびと」が外国語映画のグランプリを獲得した。ついでに短編映画部門でもグランプリになったそうだ。
壇上に上がった日本人は、アメリカ人からどう見えただろうか?
監督は日本のサラリーマンの営業部の管理職風。広末は何だか知らないがブリっこしている子役癖の抜けない女優?本木は微笑を湛える優しい日本の好青年。短編映画の監督はただのオタク。
どうでもいいけど、もう少し英語しゃべれないかなあ。情けない。しゃべれないなら通訳ぐらいつけろよ、と言いたくなる。石川遼の方がよっぽど立派だ。テレビ的に。これじゃあ見ていてストレスがたまる。プロじゃない。(まるで、スターウォーズに出てくる熊のぬいぐるみみたいなイウォーク族のようで頼りないけど憎めないってやつ?)
日本のメディアは喝采を挙げているが、何だか胡散臭い。

麻生総理がホワイトハウスでオバマ大統領と会談する前日の出来事ということで、かなり政治的な色合いが強い。(麻生首相の英語は立派だね。発音は別にして内容が伴った英語。小泉元首相のパフォーマンスのなんちゃって英語よりも上)もちろん、いい映画なのだろうが。
日本で評価された映画をアメリカでも敬意を払って高い評価を下すというポーズが重要だったのだろう。
なぜ、こういうことを言うかといえば、アメリカ経済の危機が深刻の度合いをますます強めていることにある。救いの手を差し伸べてくれそうなのがとりあえず日本しかいないから、という状況がある。

先日、「Qさま」の日本史の問題の10番目に「金解禁をした蔵相は?」というのがあったが、大分県の人、とりわけ日田市の人ならかなりの割合でわかると思うが、答えは井上準之助である。
昔は固定相場制で、各国の通貨は金の裏打ちがある兌換紙幣であった。今でも、経済不安が持ち上がるたびに金相場が高騰するのはそうした理由からだ。
ドルの基軸通貨としての信用度が低落している今、敢えてアメリカに必要以上に肩入れすることは、日本の財産を叩き売りしているようなもので賛成できない。

井上氏は日銀総裁でニューヨーク支店にもいた国際派である。彼が目指した世界経済の再建への思いはすばらしい。しかし、実際に起きた現象は、市場の混乱と太平洋戦争への序章となった。
今の政治家は過去の教訓も勉強しなおして欲しい。重大な局面にあることを再認識してほしいものだ。
「おくりびと」は生者から死者へ旅立つ人を敬意を持って接し、再び生の輝きを取り戻させる演出をする人だ。日本も今はそういう立場でいるべきではないのか?
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by worsyu | 2009-02-25 09:28 | 時事ネタ | Comments(0)
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