モンスターな女

モンスターという映画がある。
これは、あまりおススメできない映画。全米を恐怖に陥れた連続殺人犯の話。

主役のシャーリーズ・セロンという女優の鬼気迫る演技がとにかくすごい。目を背けたくなる、不快にさせる映画だ。
しかし、この人の経歴を調べると、この演技力に納得となった。演技とは人間力なんだな、と。日本のTVドラマの軽薄な演技とかぶせる音楽に見慣れているところに、こういうのを見せられるとちょっとショックだ。

南アフリカ出身。父親はフランス人、母親はドイツ人。一家はアルコール依存症の父親の暴力に悩まされていた。15歳の時、酔った父親が娘に暴力を振るい、生命の危険を感じた母親が父親を銃殺するという事件が起きる。その後、母親は破産寸前だった会社を建て直し、娘はモデル、そしてバレエを学ぶために、アメリカに移住する。
とまあ、こんなもんだ。
女優になるきっかっけは、小切手を現金化するのに銀行へ行き、期限が切れていることを指摘され、切れて口論となったところを現在のマネージャーにスカウトされるという驚きの中にも、この人らしい顛末。

母国語はアフリカーンス語と呼ばれるオランダ系言語の変形だそうで、英語はTVで覚えたとか・・・だから汚いスラング英語を苦も無く、眉一つひそめず言えるわけだ。

この映画を見て、シャーリーズ・セロンという女優の本当の顔(ブロマイド)を知ったら驚きだろうね。「モンスター」でアカデミー主演女優賞を取ったわけだが、納得だ。
中でも一番すごい演技だなあと思ったのが、親切にしてくれる初老の男性を殺したくないのに殺さなければならない場面。良心の呵責との葛藤の中で泣きながら、吼えながら引き金を引く。
この演技ができる日本の女優っていないだろう。
昔なら白石加代子ぐらいかな・・・でもちょっと違う。舞台演技だし。強いて言えば藤原紀香くらい。もちろん、演技力がないからできるわけないんだけど・・・
それくらいのものなのだ。どえりゃあことなのだ。
ニコール・キッドマンと合い通じる匂いがするね。

まあ、来年のW杯の時にはおそらくこの人が現れるだろうから・・・・
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by worsyu | 2009-06-19 12:58 | ひまネタ | Comments(0)
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