衆愚政治は続く

スポーツ、特にサッカー(日本)の世界では、よく外国人の監督を重用する。カリスマ性を持った人でないと選手たちが納得しないからだ、と言う。ここら辺りがサッカーというスポーツの何とも自由で無責任な感じがわかるだろう。上手けりゃ年齢に関係なく上位に立てるし、戦術の中心選手になる。しかし、サッカーは団体競技。みんなでやるものだから、組織の力も必要になる。そこでそれらのお山の大将の鼻柱をくじく力のある監督が必要になるのだ。

組織において、頂点に立つ人間がどんなに優れた人物であろうと、それを補佐する回りの人間がバカだとだめだし、実作業をする組織の末端の意識が低くてもだめだ。逆に、末端の意識が高く、頂点の人間がバカでも、組織は廻っていく。
優れた組織とは、結果が全てなのだ。目標を達成し続ける組織の形こそが評価される。ワンマンだろうが、放漫だろうが、結果を出し続ければその組織はすばらしいということになる。
アップルのスティーブ・ジョブズがすばらしいのも孫正義がすごいのも、結果を出しているからだ。そして、彼らの作り上げた組織も素晴らしいということになる。

さて、日本の政治を見てみると、これまでは、経済成長の恩恵を受け、調整型の人物が当てられてきた。官僚たちの利益とマスコミの利益、票田の地域へのばら撒き政策を大量の赤字国債の発行で実現してきた。しかし、もう、それはできない。政界を見回してスティーブジョブズのような人物が見つかるのか?また、見つけてもその人材を活かすことができるのか?
昔は大根役者系が、らしく振舞って人気を維持できたが・・・・
おそらく、日本において変革を行う当座のチャンスだったのは小沢一郎だっただろう。しかし、彼を葬ることになってしまった。時代的に無理があったのかもしれない。鳩山氏は愚かな点で、このまま続いていれば円熟の味を出していただろうが。宇宙人的な感覚のズレもトップに立てる要素だったが。バカはバカなりに使い道がある。結局、人形の宿命か。人形になりきれなかったことで最後に落ちたかな。
しかし、これからトップに立つ人は、常識人ばっかりだろう。それではこの難局を乗り越えることは出来ない。毎年、法律を通す度に総理の顔が変ることになる。それも成熟した社会の証と言えなくも無い。衆愚政治の総括としての首のすげ変え、茶番なんだが。この国の民衆の程度以上の政治を望むのは無理なのだ。
誰がトップになろうが、どの政党が政権を獲ろうが、やることは明らかなのだ。(まあ、旧体制陣-冷戦組は呉越同舟で勘弁願いたいが・・)増税しかないのだ。そして、旧来の産業(製造業)を犠牲にして、金融、知識集約型産業へと移らざるを得ない。イギリスやアメリカがそうであったように、自由貿易を維持しながら、競争できる部分を速く見つけ出し、新しい市場を作り上げる必要がある。中国、韓国(朝鮮)とはこれから先も長いパートナーとなっていくだろう。
上手く立ち回れる顔を探しているだけだ。それもどうでもいいことだ。
団塊の世代-ゴールデンエイジの眼力が試されている、とも言えるね。
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by worsyu | 2010-06-03 12:45 | 時事ネタ | Comments(0)
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