福山龍馬

「龍馬伝」が終わった。ずっと見てきたわけではない。時々、見る程度だった。しかし、最終回は見てしまった。一人で。
福山を抜擢したプロデューサーはすごい。
最後の池田屋で、上川との二人芝居に、両者の演技の差を感じた。福山は龍馬である前に福山だった。だから、自然なのだ。演技に無理が無い。ミエを切らない。誇張しない。いわゆる芝居口調にならない。見事。
最後に死というものを持ってくるのが日本的な美意識なのだが、その場面での演出も見事だった。自然だった。それゆえ、臨場感があふれ、見ていて胸が苦しくなる。
どこまで歴史にリアリティーを持たせるか。人間くさい龍馬を描くことで現代人の情感を移入できる。
この作品がアジア各国で放映される。台湾では既に11月から始まっている。韓国は来年1月から。中国も放映する予定だという。
この作品は原作がない。オリジナルがゆえに制約がない。ドラマ性が強い。だから、多少、無理がある箇所がある。かなり視聴者を意識しながら作りこんでいる。蒼井ゆうが隠れキリシタンで海外へ亡命するなんて話もおかしいし、近藤勇との関係の描き方もおかしい。でも、その方が面白いから・・・
福山以外の俳優には不満が多いだろう。何と言っても、勝海舟役の武田には無理がある。江戸弁をもうちょっとうまく使える人はいなかったのだろうか?
いろんな点で欠点のある歴史ドラマだが、テーマがしっかりしているから素晴らしいのだ。日本人が龍馬の生き方を愛する理由は、あの時代に敵味方関係なく、日本の将来を見据えまっすぐに行動したこと。そして、その速さ。命を掛けて求めたものは、何だったのか。
このドラマが本当に中国で流れるのか?彼らは何かを感じるだろうか。
福山はすごいわ。
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by worsyu | 2010-11-30 12:23 | ひまネタ | Comments(0)
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