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ヘッドメル・・・

田中好子が亡くなったということで少なからずショックである。
そういえば最近見なかったなあ、と。
しかし、2004年に発病してから、ずっと闘病しながら役者を続けていたという事実に驚いた。そういえば、どこかに翳りがあったかも。
スーちゃんと言えばキャンディーズ。当初はセンターで歌っていたが、伊藤蘭の人気が出てきた関係でサイドに廻ったが、あの特徴のある通る声はやはりメインボーカルだろう。
役者活動で言えばやはり「黒い雨」だろうか。広島で被爆した後の少女を追った作品。今村昌平監督の代表作でもあるわけだが、白黒ということもあり、結構リアルである。(高名な監督の作品にはどこか古臭い部分があるのだが、でも、映画は総合芸術なのだということを感じさせてくれるね)風呂場のシーンは、美しさもあるが、悲しい場面である。怖い場面でもある。好演したと評価された。
その後も抑え気味の演技がなかなか良くて、アイドルから女優へと見事に脱皮できた稀有な人とも言えようか。
アイドル時代の顔の表情と女優時代の顔の表情はまるで別人のようだ。

ところで、ぷっすまに指原が出ていた。途中から見たが、何とも林家パー子のような合いの声を入れる役?それでも、最後にぶちかましてくれた。
「ヘッド・・・メ・・ル?・・・」(この言葉が耳について離れない・・・)

素晴らしい。なかなか出ないよ。こういう発想が出来ることがすごい。作りじゃない天然の、しかも、或る程度共感できる天然具合がすごいのだ。(指原、天才?)
しかし、この子どういう使い道があるんだろうか?多くの芸能人が身を削りながら自己破壊をしていく中で、へたれキャラということでそれを免れている。ずるいけど、それが売りなんだからすごい。
重盛さと美が「私、本当にただのバカなんです」というカミングアウト?もすごいが、それでは、結局、ああ、そうなんだで終わってしまう。かわいいけど、どこかで引いてしまう。それで納得しているところがどこかずるい、というか、女の逃げみたいな部分が見えて、媚が見えて嫌になる。
しかし、指原が「私、結構できる子なんです」という空ふかしのようなブラッフをかまし、結局、大したことないやつになるわけなんだが、その後には、彼女は何も失っていないことに気がつく。若気の至り、高揚感に押されてしまい、かわいい、となり、どこか、守ってあげたいと思うばかな男連中がいるわけだ。
努力しようとしている姿がけなげ、となる。
もっと言えば、ニーチェの哲学にも繋がる。究極の引きこもり=超人に繋がる。めげない、前向き、自分愛。指原の志向は日本を救う。秋元が言ってる意味はそこにある。おたくを救う指原こそが日本の救世主なのだ、ということだ。

しかし、これもいつまでも続くわけが無い。20歳になったら、そのキャラも終わりだね。
どうする指原。いっそ、女優になる方がいいと思うよ。


さあ、いよいよホーム開幕だぁ~!
by worsyu | 2011-04-22 12:54 | 芸能ネタ
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