無茶苦茶な国

天皇や皇太子夫妻らが震災地を訪問し、慰安している。見ていて感じるのは、接し方が随分変わってきたということだ。昔なら顔を上げることもできない人も多かっただろう。今では、天皇の目を、顔を、くまなく嘗め回すように見ている。観察している。
ありがたいと思っている人もいるだろうが、中には興味本位で見ている人もいる。
被災地の人は、ストレスが溜まってきているようで、2ヶ月以上経つと自分が置かれている境遇を受け入れられなくなる人が出てくる。だから、皇族が慰安に行くのはもうやめたほうがいい。危ないだろう。政治家が行ったら袋叩きに会うだけ。
クレーマーが増えているという話だ。

ところで、大前氏は、中国が日本の農産物に対して輸入規制を掛けたことを受け、日本政府(も国民も)が過剰反応だと不快感を示し打ち消すのに躍起になっている姿に対して批判をしている。
それは天洋食品の餃子中毒事件の際に政府は全面禁止措置をしたからだ。米国牛のBSE問題の時もそう。他にもタイ米の緊急輸入の時もコンテナの一つにネズミの糞が残っていたとして大騒ぎして、タイの感情を逆なでしたり、アルゼンチンの口蹄疫が発生してからは同国からの輸入は未だに禁止のまま、など、難癖やいちゃもんをつけて輸入を制限しておきながら、自分たちの利益が損なわれるとなったら、平気で今まで自分たちのやってきたことを棚に上げて、ごり押しする。
生産者の利益と消費者の利益の両方を達成させようとしてルールを曲げてしまう。これでは世界中の誰も相手にしないだろう。

なぜなんだろうか?おそらくマスコミのせいもあると思う。正常なジャーナリズムが無いために、歪んでいびつな大衆迎合的なマスゴミが形成されているからだろう。

放射能を海に流したのもおかしい。それまでアメリカの原子力空母が入ってくる度にヒステリー気味に汚染調査をしたり、ロシアの老朽化した原潜を深海に沈めるのに汚染されるからといって反対する。金を出すから地上で処理してくれと頼んだり。
それなのに自分たちは平気で海に高濃度の放射性物質を流す。

日清日露戦争で莫大な賠償金と領土を奪った日本が、今度は負けたら、どうか許してくださいと言って賠償金の免除を願い出る。大体、「負けるくらいなら玉砕する。国体の保持ができれば国は滅びない」とか言っていたのに、負けを認めた途端、手のひらを返して被害者面をする。

中国には本来頭が上がらないはずなのに、未だに下に見ようとする傾向がある人がいる。まもなく中国は世界最大の経済大国になる。一人当たりの所得もやがて日本と並び、追い越すだろう。

中国、韓国に対しては勝者の論理を、アメリカ、欧米に対しては敗者の論理を駆使しているようでは、世界から尊敬されることはないでしょう。

勝者でもなく、敗者でもない論理。つまり、国家を捨てることから戦後はスタートしたのです。それこそが唯一日本人の生きる道だと信じて・・・

でもまあ、結局、それも都合でしかなかった、ということなんだけど。A級戦犯に対する扱いもぬるい。それを祭っている靖国なんか一民間の宗教法人に過ぎない。やがて老人たちが死ねば潰れる運命だ。国が買い上げない限り維持できないだろう。そんな金無いし・・・

日本人のご都合主義は根が深い。年季が入っている。この自己矛盾を抱えたまま生きていることが世界から見て不思議というか神秘の国なんだろうが。

そんでもって、震災に遭ったからというわけか何か知らないが、自画自賛している妙な国民性。
そろそろ冷静になって、国の借金をどう減らしていくか、大きな政府から小さな政府への転換をどうやっていくかを考えるべき。

バブルを夢見ていたいなら中国へ行けばいい。日本はこれから質素に節約に努めて静かに暮らす国になるんだから。
その前に、東日本から西日本へ経済の比重を移さないとね。
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by worsyu | 2011-05-09 14:51 | 時事ネタ | Comments(0)
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