岩渕真奈

岩渕真奈という名前を一般の人たちも覚えることになるのだろう。そう感じさせる試合だった。

会場の人たちはよく知っている。
岩渕を見られただけで来た甲斐があったというものだ。
球の扱いが柔らかい。
とにかく、一人だけ次元が違う。空気が違うのだ。まさにメッシかマラドーナ。
ドリブルで持ち込まれると相手は球を捕ることが出来ない。テンポが速過ぎて捉えられない。重心も低いので安定して方向転換できる。しかも、足から離れないのでファウルで止めるしかないのだ。
まさにファンタスティック。
そして、気持ちが強い。さばくだけではなく、自分も積極的にゴールを狙う。守備もする。サイドも駆け上がる。
すばらしい。
50年に一度出るか出ないかの選手。日本女子サッカー界にとって、世界の女子サッカー界にとっての至宝だろう。

女子サッカーというものを男のサッカーと比べてスピードや迫力などで一段低く見る人もいるが、それは違う。
限られた条件の中(それがルールだ)で優れたものに対しては称賛を惜しまない。評価すべきだ。正当に。

ただ、言わせて貰うと、日本女子のやっているサッカーでは優勝は難しいだろう。岩渕に頼ればベスト4以上はいけるかもしれないが・・・
パスサッカーにこだわりすぎている気がする。そのパスを狙われ何度もピンチを招いていた。修正できる部分は少ないと思うが、もっとパスの精度を上げること。スペースが無いのにワンタッチパスで球を浮かしてしまうと、さばくのに時間が掛かってしまい、相手に身体を寄せられ、奪われてしまう。スペースが無い時は、相手がマンマークで来ているときは、できるだけグラウンダーのパスをしてドリブルで仕掛けられるようにするほうがいいと思う。場面場面で正しいプレイの選択をすること。リスク管理。プレスを掛けられてパスミス、カウンターという場面が多かった。
GKはビデオを見直して、飛び出す場面とタイミングを考え直して欲しい。
競り合った試合になると最後はGKの質で決まるからだ。

大分からも岩渕のような選手が育つことを願わずにいられない。
[PR]
by worsyu | 2011-06-28 11:22 | サッカー | Comments(0)
<< バサジィのユニ 吉武監督 >>