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竹田の理性

私は、去年の8月、戦争末期に起きたB29墜落事件のことを書いた。竹田市と熊本県の県境で起きた事故で、そこから逃れてきたアメリカ兵に対する竹田市と熊本の人々の対応とを書いた。「殉空の碑物語

竹田市の人たちがアメリカ兵に対して行った救急医療行為や危害を加えなかったという事実は、おそらく、当時の日本では考えられないことだったろう。
何故か?

何度もこのことを考えた。いろんなことが思い浮かび、それを強引に当てはめることもできる。ただ、いろんなことが考えられるが、彼らは山中に生活しながらも、人間としての理性を失わなかったということだ。

「硫黄島からの手紙」の中で西中佐が負傷して捕虜となったアメリカ兵に対して医療行為をする場面があったが、これは映画でフィクションだから、どこまで信じていいのかわからない。実際、この映画を見た人も、日本人であろうとアメリカ人であろうと、半信半疑であろう。

調べてみると、当時、日本がB29により爆撃を受けていた頃、やはり迎撃で落とされて市中に舞い降りたアメリカ兵のほとんどが殺されている。もしくは暴行されている。死体に対しては陵辱されている。東京でも大阪でも、名古屋でも千葉でも、どこでも同じだ。医療行為を施すなどもってのほかなのだ。

しかしながら、竹田市の人々が理性を保ち、行った行為は、驚愕の事実として存在する。マスゴミ的にはあまり面白くないだろうが、これは事実なのである。多くの日本人には受け入れられないことなのだが、事実なのだ。

私の力だけではこの史実を広めることが難しいのですが、少なくとも、大分県の人たちはこの事実を知っておいて欲しいし、ここから何かを学び取って欲しい。

とかく九州というと血気盛んで勇ましいイメージが蔓延している。爆弾三勇士のイメージを国家宣伝で流布されてそれに被せて作られた意図的なものである。

私たちは九州人です。でも大分県人です。誇りを持って欲しい。九州人としての誇りではない。日本人としての誇りでもない。大分県人としての誇りです。
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by worsyu | 2011-07-07 09:43 | 地域ネタ | Comments(0)
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