坂の上の雲

「坂の上の雲」が完結した。クライマックスは日本海海戦。
NHKはよく作ったと思う。戦闘シーンは今までになく秀逸。これもデジタル処理ができるようになったからであろう。
男は結構楽しめるのだが、女性にとっては戦争ものは興味はないだろう。視聴率はそんなに上がらないかもしれない。
しかし、この作品は、おそらく、何度も再放映されることになるであろう。埋もれさせておくにはもったいない。
明治に開国した日本が世界にその威を示した画期的な出来事だからだ。
豪華な出演者、主演の本木はよく演じている。東郷の渡も良い。脇役としてだったが、西園寺役の西田も良かった。
方言が巧みに使われていて、リアリティーさを演出している。ところどころ何を話しているのか聞き取れないし、訳がわからない部分もあるのだが、それがまた良い。薩摩弁の仰々しさというか、泰然自若とした落ち着きはらった様も良い。ただ、乃木はちょっと違うかな。柄本は違う。児玉も高橋ではちょっと、違う。まあ、浮いている・・・
(他にも、指摘しようとすればいっぱいある。女優陣の手や爪が異常に綺麗過ぎる。松の仕草が綺麗過ぎる等々。演出がもう少し統一感を強く出してれば、こんなにバラバラになっていなかっただろう。役者任せの部分が多すぎる。各人の解釈の違いが出ている。)
言い忘れていた。音楽が素晴らしい。久石さん。ここまでできるとは思わなかった。現段階で作品として評価されるかは微妙だが、後年、絶対に評価されるだろう。間違いない。
作品としても世界に出品して欲しいものだ。国威発揚に流されず。冷徹な目で見ているところが好感が持てる。これが昭和の理性というものだろう。しかしながら日本人の素晴らしさを見事に映し出している。
少なくとも、トルコ、台湾、タイ、ブラジル等の親日国にはぜひ、放映してもらう努力をして欲しい。
これは軍国主義礼賛のドラマではない。日本のナショナリズムを美化しているわけでもない。美化しているとしたら明治期の日本人の精神性だろうか。

東日本大震災の時、日本人の民度の高さに世界が驚いたが、それは、このドラマを見ることで納得できる部分もあるのではないか?

そして、ラストの方で講和条約後に国内が無政府状態にまで紛糾した原因として新聞が煽った事実を見ても、昔も今も大して変わらないということがよくわかる。
司馬さんの警鐘は今でも生きている。
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by worsyu | 2011-12-26 11:58 | ひまネタ | Comments(0)
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