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東龍(とうりゅう)に学べ

東九州龍谷はなぜ強いのか?単に優勝しているからすごいのではない。連覇している。V5なのだ。
いろんなことが考えられる。

1)まず、選手が集まってくる。強いから。ああいうバレーをしたい。あの中でバレーを思い存分やりたい。優勝を味わってみたいという少女は多いと思う。
これは相乗効果で、強いから集まる。集まるから強い、となる。

2)監督がすばらしいのだろう。相原監督になって常勝チームになった。それでは、それまでの大木路線とは違うのか?ある程度路線は引き継いでいると思う。
昔、当時全日本監督だった、あの山田重雄氏が大木監督にコンビバレーを教えてもらいたいと直訴してきたという逸話がある。
今でも、レシーブからトスを上げるセッターまでのスピードと正確さがものすごい。ミスが少ない。だから大崩れしない。
監督と選手との距離間は重要。ひいきの選手を作らない。これも重要。山田氏はこれで間違ってしまった。大木総監督は、引き継ぐ前あたりは選手との間に距離が生まれていた。相原氏はその溝を埋めた。結果を出し続けているのだから、2人のコンビがうまくいっているということなのだろう。それでは、大木氏が引退したらその座に相原氏が座るのだろうか。そして、自分の目指すバレーを実現し、継承してくれる監督を探してくる。これは無限軌道にのる可能性すらある。強さの継続がなされる。ブレない。

3)地方であるが故の利点がある。まず、マスゴミからの干渉という被害を受けない。チームワークを乱す要因を排除できている。純粋にバレーに打ち込める。
そこから、対外試合、練習試合を全くしないという信じられない方法で全国制覇をやってのけているのだ。相原監督の言によればチームの中で試合をさせるほうがうまくなる。底上げにもつながるというのだ。東龍Aの最大のライバルは東龍Bということになる。結果として東龍と実際に試合をやれるチームは本番で対戦するチームだけとなり、データ量も少ない。古いデータに基づいて試合に入るとまるで違ったりする、ということもありうる。逆に東龍の方には豊富にデータが集められるというわけで、情報戦ではいつも優位に立っている。

4)大砲-エースに依存しない。

とにかく、実業団のチームに勝つなんてことは、ありえないことなのだが、実際にそれをやってのけている。力では負けても、スピードで勝っている。攻撃力では負けても守備力で上回っている。最後まであきらめない。根性がある。チームワーク、結束がものすごい。精神が強い。動揺しない。おまけに情報戦で勝っている。

トリニータにこれをそのまま当てはまることはできないだろう。しかし、多少強引ではあるが、地方においてトップクラスを維持する力を持っている秘訣は大いに学ぶべきだろう。

1)ゼネラルマネージャーを設置すること。目指すサッカーを確立し、それに見合う監督を探すというシステム。監督が変わるたびにコロコロ戦術が変わるのでは、選手も総入れ替えになってしまう。こういうサッカーをやりたい、という選手も多いと思う。もう一度大分のサッカーとは何か?を考える時期に来ている。今からでも遅くない。
2)地方の利点を最大限活用しているのか?マスゴミから干渉されることなく、純粋にサッカーに没頭できる環境ではあると思う。しかも、大分県ではサッカーの社会的地位は高い。恵まれた環境である。県内の社会人チームのレベルが上がれば無理な設定の対外試合をやらなくてもよくなるのでは?そうでなくても移動することでの疲労は他クラブよりも大きいはず。必要以外の試合はやめるべき。すべては勝つことに集中。そのためにファンサービスが減っても仕方がない。弱いくせにファンサービスだけは必死にやっているのは本末転倒。
3)大砲、点取り屋を必要としない。故障や不調で使えなくなっても他のメンバー、他のやり方で十分戦えるようにすること。そもそも大砲は必要ない。

おそらく、トリニータよりも大分高校のサッカー部の方が可能性があるだろう。本当にやる気があるのなら、できないことはない。現実味のある話だ。
才能のある子や技術が優れている子はクラブや有名私立高校に行ってしまう。そこから落ちこぼれた子たちの中には、技術は多少劣っていても育てれば大成する子もいるはず。日本全国一律にポゼッションサッカー、パスサッカーをやっていたら、偏差値と同じである。東京を中心とした都会のサッカーにいつまで経っても追いつけない。

市立船橋の選手がショートパスで繋いで華麗に交わすのを目指すのか、大分高校のように相手の裏を取り、スピードで勝ち、ゴールをこじ開けるのを目指すのか?
大分高校が反省するとしたら、それだけでは限界があるということ。着目点はいい。間違っていない。理にかなっている。繋ぐこと、パスでも正確な高速パスを織り交ぜればもっと強くなる。溜めはやはり必要だよ。


P.Sどうでもいいことだが、毛沢東を「けざわひがし」と読んだ女の子すごい!爆笑させてもらった。およそ信じられない。
今時の娘はそうなんだあ~といった感じだった。悪い意味ではない。風化してるんだね。この話、中国人が知ったら怒るだろうなあ・・・・
by worsyu | 2012-01-12 13:34 | サッカー
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