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城達也を聞きながら

アート・オブ・ノイズのロビンソン・クルーソーが流れてくるフジフィルム化粧品のCM。
この曲はかつての深夜放送「ジェットストリーム」でもたびたび使われていたエンディング曲だ。
かつて、ラジオが深夜に若者文化の支持を受けていた頃の話だ。1980年~1990年頃。日本経済が頂点に達していた頃だ。
その時、「ジェットストリーム」をしていたパーソナリティー(パイロット)は、当時は言わずと知れた城達也氏だ。
大分県を代表する有名人の一人なのだが、意外に知られていない。
別府市、別府鶴見丘高校出身だ。

さまざまなCM、映画、番組のナレーションをやっていた。
現在のナレーションでは一番は「情熱大陸」等で活躍している窪田等氏だろうか。彼の声が比較的城達也氏の語り口に似ているか。しかし、やっぱり違うのだ。
あの格調高い上品な語り口はなかなか真似できない。
低音域を喉に圧力を掛けるやつが私はあまり好きではない。ガラガラの低音も同様で、重みはでるが品が無い。
喉を開放したまま声を自在に変化させ、語尾がきわめてきれいに抜ける。吃音も無く、不快感を極限までそぎ落としたあの美声は今後もまず、当分、出てこないだろう。

城達也氏の記念館が別府市とか、湯布院や九重あたりでもいいけど、あってもいいのではないか?と思うのだが・・・・。




最近思うのが、中国や韓国などのまだ民主主義の未発達な国と対抗しようとしている日本の姿には無理がある、ということだ。皮肉を言えば済む問題だと思う。
まともにやりあったらこちらが損をすることもある。
今更民族主義を振りかざして、なのだが、不思議と、この民族主義は、右も左も同じ感情主義ではいっしょのベクトルになる。まやかしの思想なのだ。(ついでに言うと、ヨーロッパもアメリカも先進国と呼ばれる国は、今、経済破綻の危機に瀕しており、アジアのことなどに口や金を注ぎ込んで、解決してあげるなんてお人よしな国は無い。自分たちで解決しろ、である。逆に法外な見返りを求めてくるだろう。だから、慎重にやらないといけないのだよ。)

自民党の総裁選で久しぶりに表舞台に出てきた面々の話す内容を聞いていたら唖然とした。劣化甚だしい。これは保守ではない。ナショナリズムの高揚を風と捉えて乗っかってるだけの調整型の昔の政治家だった。まるで「ナウシカ」に出てくる最後の巨神兵よろしく・・・「こいつ腐ってやがる」なのであった。

最後は人間性ということになるだろう。結局、朝令暮改で政策も状況が変わればそれに応じて変えていくことは別に悪いことではない。
最後は人間としてまともな人であって欲しい。それだけではないだろうか?期待すれば裏切られる。だから期待しない。誰がどの政党が政権を握ったにせよ、だ。
今の60代~70代が政治的マジョリティを持っているので、当然、老後を保障してくれる政党が勝つに決まっている。左右の違いを越えて生活を安定化してくれる政党を選ぶだろう。
危なっかしい政党が政権を握ることはまず無い。


癒される時間が欲しいと思っている人は結構多いのではないか?
城達也のナレーションを聞きながら、過去を振り返り、また、静かな夜を楽しむというのも、なかなか素敵な時の過ごし方だと思う。
by worsyu | 2012-09-12 11:48 | 時事ネタ
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