ウロブロス

皆さんは「ウロブロス」というのを知っているだろうか?
これは古代ギリシャ語で、蛇または龍が自分の尻尾を咥えて輪になった図柄を称して言うのだ。
日本では、玄武というのがある。これは古代中国からもたらされた図で、アジアでは亀と蛇という形である。

ウロブロスの意味は蛇の持つ強い生命力から、その尻尾を咥えることで不老不死、完全なものという意味が付いた。

まあ、こんな話はどうでもいいのだ。
日本の今の状態がつまり、このウロブロスの状態だということを言いたいのだ。
腹が減って食うものが無い。だったら、自分の尻尾を食えばいい。しかし、そんなことをしたら、いつか死んでしまう。ならば、自分の尻尾を食うという権利を与え、それを担保に食料を食えばいい。そうやって生きながらえているのが今の日本。いつまでこの証文が続くのか?
今の円高はいつか崩壊する。それは、ドルがそうであり、ユーロがそうであるように円も投資によって引き上げられているだけなのだ。それは落すために引き付けているだけ。

中国で反日運動、そして日本製品の不買運動が起きている。それならば、東南アジアに生産拠点を移せばいい、と識者は言う。確かに一時的であれリスクを分散させることは大切だ。しかしながら、東南アジア諸国を見回して、政治的に安定しているところなんてない。中国は一党独裁体制ではあるが、政治的には安定している。だから投資したのだ。おそらく、出資している財界の人たちは「早いところ謝っちまえ」と思っていることだろう。たとえ、他の国に移すにしても、とりあえず今の状況を打開して、商売ができる状態に戻して欲しいだろう。そこには倫理も思想も何も無い。
(なぜ、中国が労働に向いているか?それは拝金主義だからだ。金のためならなんでもする、そういう性質がある。社会主義が40年続いたからといって、性根は変わらない。この金にうるさいという性質は、他のアジア諸国には無い強さでもある。働くという行為は単純に金を集めて他人よりも裕福になりたいという果てしない欲求からきている。ただ、それが強すぎるのだ。)

どんなに日本の中で生産性を向上させ、改善運動でロスを無くし、稼働率を高めても、最終的にはコスト競争で負けてしまう。安くて良質な労働力を求めて世界中を探すだろう。

21世紀はアジアの時代だと言われている。その意味はわかるだろう。同様に22世紀はアフリカの時代になる確率が高い。
今の内にアフリカとの関わりを強くしていかなければならない。

政治はショウみたいなもので真面目に取り合っていたらばかばかしくなってくる。島をめぐる紛争を手がかりにナショナリズムを煽って面白がるのも考え物だ。面白いことではあるがね。ストレス発散にはなるかも。おわかりだろうか?私も時々意見をしているが、ほとんど真面目ではない。エンタ気味に書いている。

日本がこのウロブロス状態から抜け出すには、やはりアフリカしかないだろう。幸いなことに、日本はアフリカに対して手を汚していないのだ。ヨーロッパ、アメリカは手が汚れているからなかなか手が出せない。このことは、アジアに対して日本がなかなか踏み込めないことに似ている。つまり日本はアジアに対しては手を汚しているのだ。いくら汚してはいないと叫んでも、理解されない。
立派な塔を作ってみても、彼らから見ると汚れているように見える。上から水を掛けてやらないと白くならない。アジア諸国の人はそういう目で見ている。心の底ではそう見ている。

だから、脱亜なのだ。利用できる間はまだいいが、引き際を考えておかないと、依存しすぎると痛い目に遭う。それは中国以外にも、台湾もそう、フィリピンも、タイもインドネシアもマレーシアもカンボジアもミャンマーもインドもバングラデシュも、だ。
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by worsyu | 2012-10-01 12:47 | ひまネタ | Comments(0)
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