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早明戦で起きた世紀の誤審

関東大学ラグビー対抗戦の早明戦を見た。
いい試合だったと言えるが、残念な試合でもあった。審判の誤診のせいで感動は半減。ラグビーの人気もこれで決定的に下がるだろう。

早稲田VS明治はお祭り、とでも考えているのか?確かにかつては人気カードで国立は満員状態になっていた。しかし、時は移り、実力は下がり、単なる大学ブランドの競り合いと化してしまった。

問題のシーンは最後のロスタイム。その前にも早稲田は認定トライを取られてしまい、審判に対して不信感を持っただろう。何度も反則を繰り返しトライを阻もうとする行為が続けばそれは認定トライとなる。しかし、あれは早すぎる。
ただ、それは認めても仕方ないかなと思えるが、多くの視聴者は、この審判は明治寄りにジャッジしているということを感じたはずだ。
そして、問題の場面となる。

あれはスローフォワード。間違いないだろう。ラグビーを知らない人のために解説すると、攻撃側はボールを持った人間よりも前にいる味方の人間は全てオフサイドとなる。従って、パスも前に出してはならない(横はOK)、ボールを前に落としてもいけない(ノックオン)。反則とみなされるのだ。
問題の場面ではゴール前、早稲田のタックルを受けて、苦し紛れに前方にボールを押し出す。転げ落ちる。それを拾った味方の選手がダイブしてタッチダウン。トライ、と認定された。

まともな神経の人間だったら、怒るだろう。あきらかな反則なのに。いくら審判が絶対とはいえ、ひどいレベル。誤診だ。

海外など、ワールドカップの試合などでは、最近、ビデオ判定が行われるようになってきた。日本はローカルルール、アマチュアリズム重視ということなのだろうか?審判に権限をゆだねている。

ラグビーをやっている人たちもラグビーが好きな人たちも残念だっただろう。
私は、早稲田が好きではない。明治を応援していたが、あれはちょっと醜い。

百歩譲って審判の勇み足。協会側はどういう判断をするのだろうか?
逆に、なぜ反則を取らなかったのか?という考えをする人も出てくる。何か圧力でも掛かっていたのか?試合を劇的に盛り上げるために加減しろ、とでも指示があったのか?と勘ぐる人も居るだろう。
早明戦100試合目というメモリアルマッチで起きた事件は、残念ながら現在置かれている日本ラグビー界の現状を表すこととなった・・・・
アマチュアリズムの弊害。コネや縁故が横行するルール無視の閉じられた世界になっていないか?

これでワールドカップが開催されるなんて信じられない。

TV放映される試合はきちんとしてもらわないと、ますますラグビー人気は下がっていくことだろう。

まあ、ラグビーという競技は、勝負二の次でぶつかり合って遊ぶという面もあり、どちらが男気があるかを競っているという面も底流にはあるわけで、棒倒しに似た妙なバンカラエリート意識というのもあったりして、一般の人には受け入れられない面もあるのだが。そういう意味では勝った負けたと騒ぐよりも、どちらが男気があったかを見て楽しむ方がいいのかも知れない。そういうスポーツなのだ、という認識があれば、誤審なんてどうでもいい、お互いに楽しめればいいんだよ、ということにもなる。大きなお世話ということになる。
by worsyu | 2012-12-03 10:14 | ひまネタ
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