新しくなった大分駅。その駅構内にニワトリ像がシンボルとなって鎮座している。
いろんな講釈をたれていかにも大分市にはこのニワトリがふさわしいと言うのだが・・・ この像、「ぶんぶん鳥」というらしい?製作者は、籔内 佐斗司(やぶうち さとし)という方で、芸大の大学院の教授らしい。代表作はあの問題になった「せんとくん」である。 奈良と大分とは古(いにしえ)の昔は歴史的に妙なつながりのある地域なのだが。 このニワトリ像、どこかで見たような記憶がある。 朝地の朝倉文夫記念館に展示されているツガイのにわとり像に酷似しているのだ。もちろん、朝倉文夫の作った彫塑の方が数段味わい深い。芸術性も高い。 パクリか? 薮内氏制作と言われる「ぶんぶん鳥像」は、まるで院生にでも作らせたかのような精緻ではあるが何の味わいも無いつまらないものだ。重さを感じない。 いくら払ったのか知らないが、JR九州が勝手にやったことなんだから仕方ない。 ありがたがっているのはJR九州なんだからどうでもいい。 我々は笑って見ていればいい。 本物の芸術品を見たいなら、朝倉記念館まで足を運べばいい。瑞鶏雄、瑞鶏雌が展示されている。昭和37年制作である。竹くしの線が絶妙で、温かみがある。 ぜひ、見比べて欲しいものだ。
by worsyu
| 2013-01-18 17:18
| 地域ネタ
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