「ほっ」と。キャンペーン

豊という美

「雅」というものがある。そして「粋」というものがある。前者は京都で栄えた公家や宮廷の文化が素地となり育まれた華麗で豪華な上品さを伴う上流階級の美意識。
後者は江戸の町民文化から生まれた勢いのある庶民性を持った反体制的な気風をももった美意識か。
日本における美とは、この2つがメインで語られる。

美しくありたいと思う日本人の感覚的志向はある意味特殊性を持つ。およそ海外からは理解されないだろう。
しかし、戦後の復興から日本商品を世界へ供給し続けた結果、世界標準を意識しないわけにはいかなくなった。美意識も引きづられることになったと言える。

私は、これに「豊」(ゆたか)(とよ)(ほう)という概念を新たに考え出して欲しいと思っている。というか、勝手に自分の中で思っているだけなのだが。
「豊」とは、ご存知の通り昔の大分~北九州地域の呼び名である。豊前、豊後。それ以前では豊のくに。豊州、二豊とも言う。
字はたかつきに収穫した穀物の穂を載せた形を表し、供え物の意味からきている。
その美を求める主体となるのは、成熟した市民層ということになろうか。
そこで必要となるのが温泉と海、山、スポーツだろう。
一つの文字から広がるイメージを勝手に広げているだけなんだが・・・
そうした環境から考え出されるデザイン、美意識というものを大切にしたい。
「雅」、「粋」では満たされない心の隙間を埋めて完成形へと繋げる世界基準の美をこの「豊」に求めたい。
[PR]
by worsyu | 2013-03-02 10:47 | ひまネタ | Comments(0)
<< 戦いの始まり 馬肉は食べない >>