U-17ナイジェリア優勝

U-17ワールドカップはナイジェリアの優勝で終わった。
決勝はアルゼンチンを3-0で破ったメキシコと、日本が惜敗したスウェーデンを3-0で破ったナイジェリアとの戦いだった。
アルゼンチンは自滅したわけだが、それでもメキシコの試合の進め方の上手さが目立った。この年代で反則やり放題というのも南米特有のものなのかも知れない。
ナイジェリアのサッカーは衝撃的だった。メキシコは球をなかなか前に進められなかった。パスを出そうとしても相手のマークがついている。前にフィードしてもすぐに追いつかれる。前を向いてドリブルしていくと囲まれて取られる。パスを出してもインターセプトされる。ナイジェリアのカウンターサッカーは攻める守りだった。これこそ私が求めている守備だった。隙が無い。
実は予選リーグでナイジェリアはメキシコと対戦している。6-1で勝利している。メキシコのパスサッカーはナイジェリアによって完全に破られていたのだ。
彼らはゾーンではない。しかし、マンツーマンとも言い難いくらいの距離を取っている。マンツーマンの変形だろう。それだけの距離を空けていながら、ボールが来るとすぐに寄ってくる。パスが出るとすぐに察知してマークにつく。だから、相手は次のプレーの選択に苦労する。苦し紛れに選択した球は相手に取られるわけだ。
これを可能にしているのは、やはり身体能力の高さだろう。これを90分間やるのだ。脅威的な能力である。しかも反則も無しに。
自陣に入ってきた辺りからすでにこの守備が始まるので、相手はバイタルエリアまで球を運べない。

日本がもし、スウェーデンに勝ってナイジェリアと対戦していたらどうなっていただろうか?いい試合になったかもしれないが、やはり負けると思う。
スウェーデン戦で負けた主な要因は、自分なりにわかっている。
DFの足が遅かったということだ。ただ、それだけだ。そこが万全であれば負けることは無かっただろう。ベスト4は行けたと思っている。

ナイジェリアのサッカーは堅守速攻のサッカーの見本のようなものだ。ただし、引きこもりではない。達人のサッカーだ。大分トリニータもこのようなチームになれば必ずJ1に復帰でき、J1に定着でき、大分のサッカーが確立されることになるだろう。とにかく、DFに足の速い選手を揃えて欲しい。
ラインを高くして、崩されても最後まで付いていくDFが欲しい。中盤で反則を犯さずにプレスをして球を奪い、前線につなぐ。相手の隙を突くサッカーの確立。相手に攻撃をさせない。

今回のナイジェリアはくじ運にも恵まれていた。メキシコはブラジル、アルゼンチンと競り勝って決勝まで来ている。疲労度が違う。
それから、ピッチの状況もある。トラップでコンマ数秒も許されない程の精度がパスサッカーが求められると、それなりのピッチが必要となる。日本のようなじゅうたんを敷き詰めたようなピッチではまた違ってくるだろうが、今回は違った。パスサッカーがなかなかできない、難しい状況ではあったか。

大分もパスサッカーよりもナイジェリアのスタイルがはまる。そのためには、DFに足の速い選手を揃えることが肝要だ。高さよりも速さだ。もっとも、そのままはまるとは思えない。90分間走りきる力が無いと無理だから、無駄走りをしないことも重要だ。日本人に合った形に作り直してやればいい。
反則は極力なくす方向で。抜かれても追いつけばいいんだから。止めなくていい、コースを消せばいい。シュートを打たせてもいい。わくを外れていれば。

達人のサッカーを目指せ。
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by worsyu | 2013-11-09 14:43 | サッカー | Comments(0)
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