落語協会次期会長

落語協会の次期会長に柳亭市馬がほぼ決定?なるかも?という噂が耳に入ってきた。
(これは噂であるから本当になるかどうかはわからない・・・)

柳亭市馬とは、大分県豊後大野市緒方町出身の落語家で、現在は会長の柳家小三治の補佐的な役を引き受けていた副会長でもあった。最近の小三治は持病のリウマチが悪化し、病気がちで、高座に上がるのも一苦労といった具合だったが・・・

市馬が、もし、落語協会の会長に決まると、もちろん、これは、九州初の快挙である。

大分県は私が何度も言うように、外輪式東京アクセントという特色ある地域である。他の九州各県が崩壊型のアクセントで、聞き取りにくい話し言葉からすると、非常に聴きやすい。しかも、小藩分立であったためか、上下の差を示す敬語形式の言葉はあまりなく、平等意識が強い。だから、他県の人が聞いたら、ずいぶん乱暴な言葉に聞こえるらしい。
博多弁と比べればわかる。博多弁は商人言葉である。回りくどく、ばかていねいで、細かく区切って、相手に本意を伝えず、ごまかす言葉である。だから、筑豊や久留米の人間からすると、女々しい言葉に聞こえるらしい。熊本弁などは、我々大分県人からすると、乱暴な男勝りな言葉に聞こえる。対等な間柄ではストレートすぎるくらいズカズカと土足で入ってくる印象もある。どこか、韓国に似た風情がある。たくましさを感じる。といった具合だ。

とにかく、大分県から、江戸の下町文化である落語の頂点に立つ人が出たことは、本当に快挙であり、彼の努力と才能に感嘆するしかない。

奥豊後から東京へという図式は今までも何人かいたが、文化面で頂点に立つということは、彫塑家の朝倉文夫以来ではあるまいか?(大分県という形では指原女史に続いてということか・・・文化人では、高山氏以来か・・・)

彼の落語については、前に紹介したが、品がある。
これは、多くの落語家にはなかなか真似のできないことである。下町口調というと、べらんめえ、すっとこどっこい、と、乱暴な威勢の良い様が思い浮かぶ。しかし、その裏に、彼らに対する愛情や深い理解がないと、味が出てこない。ただ、真似をしているだけになってしまう。
市馬ももちろん初めは真似から入ったのだろうが、勉強をし、理解し、愛し、育み、熟成させ、芸に昇華させている。

江戸落語は、もはや、東京だけのものではなく、日本を代表する文化となったということをここに私は宣言したい。
そして、その担い手にもっともふさわしい噺家は柳亭市馬であるということもここに記して置きたい。
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by worsyu | 2014-04-28 14:46 | 芸能ネタ | Comments(0)
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