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阿南大将胸像

阿南惟幾(あなみこれちか)大将の胸像が廣瀬神社に建立されるそうだ。
写真で見たものが本物ならば、なかなか良い。一度見に行きたい。

ちょっと前に作られた辻畑の廣瀬中佐の銅像も広瀬神社に移したいなどと言っている人もいるが、とんでもない。あれはいただけない。勘弁してほしい。

廣瀬神社の石段の前に立っている廣瀬中佐の胸像は、あの渡辺長男(わたなべおさお)の作品である。
朝倉文夫の実兄であり、東京の日本橋にある麒麟像の作者でもある。
太平洋戦争時、金属供出の際に、地元有志が後の世の復活を願って石膏で型を取ったものである。
あの時代にこの芸術性がわかる民度の高さには頭が下がる。

阿南の胸像はなかなか良い。写実である。しかし、いかに写実であっても、像となると魂が宿る。写実的にすればするほど、その内に燈る魂が浮かび上がるかどうかでその作品の良し悪しが決まる。
穏やかな顔の中に凛とした気概を感じる。

私は、阿南もそうだし、重光葵(しげみつまもる)も、そして、堀悌吉(ほりていきち)も梅津美治郎(うめずよしじろう)も、再評価されるべきだと思う。

彼ら大分県人の存在によって、平和日本が導かれたのだ。

9月2日は日本の敗戦記念日である。そのことの重要性を忘れてはならない。
卑下する必要は無い。しかし、8月15日で戦争は終わったかもしれないが、戦争を終わらせ、新しい国-平和日本として再出発するためには、戦前の日本との決別が必要であり、その日が9月2日なのだ。
そして、9月3日が新しい平和日本が始まった日なのである。
大いに祝うべき日である。
少なくとも、大分県人は、8月15日。そして、9月2日は忘れてはならない。
そして、先人の遺徳をしのび、功績を正当に評価すべきである。
by worsyu | 2015-08-20 15:21 | 地域ネタ
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