悲しい現実

OBSのトリニータ経営問題の番組はつまらんかった。あれが激論なのか。まじめに番組作りができていない。OBSらしい。台本通りに司会者がしゃべりまくって終わった。テレ朝の「朝まで・・」のパロディなのか。
トリニータの経営問題は、大分合同新聞でも詳しく書かれているし、ちょっと調べればどこに問題があるのかすぐわかる。
普通の会社なら倒産している収支の会社である。大分トリニータは3セクでも何でもない。立派な企業なのだ。金儲けする会社なのだ。でも県に甘えてしまった。6月からわかっていたことだが、2億円融資を要請し、何とかその場しのぎの金で繋いだ。これは税金だ。民間では、これを放漫経営と言う。
打ち出の小槌のように振れば金が上から降ってくる。それは税金なのだよ。
こんな企業は壊したほうが良い。今なら高く売れる。そして新しい経営者に任せるというのが普通の考えだろう。資本主義社会の法則だ。弱肉強食社会だからだ。
Jリーグの中でも観客動員数は上位にある。平均2万人は入っている。しかし、それは、招待券のバラ巻きによるものであり、実際は1万5千人ぐらいであろうか。新潟は、12億円の入場料収入がある。4万人×2千円×15試合である。大分は1万5千人×1500円×15試合の3億4千万円である。3分の1だ。しかも地方であるから中央のスポンサーがつかない。宣伝効果がないからだ。次にアウェイ観客が集まらない。関東ならば2千人~1万人集まるところ、100人~2千人程度だろうか。
サッカーというスポーツビジネスのパイの大きさの中で、しかも、大分という辺境の地で収支をとることは至難の業であろう。
大分だけで支えるのは無理だ。いつかは破綻する。平均2万5千人(これが限界。今でも立派だと思う)になれば、確かに売り上げは7億5千万になる。でも、それでも足りないのだ。募金で集めても、持ち株制度を導入しても、果たしていくら資金が集まるだろう。2億円ぐらい集まるだろうか。チームの運営に今でも18億円掛かっている。これはしかもJリーグ最低でだ。スポンサー収入やグッズ関連など含めても後9億は必要だ。これは大雑把な計算だが、みんなわかるだろう。無理だということが。
累積債務が7億2千万円あり、しかもその上、借入金が7億5千万円ある。そして、県からの融資の2億円。合わせて16億7千万円(これだけで単年度予算とあまり変わらない。つまり1年分タダ働きしないと返済できないということだ)。単年度の黒字化が来年実現できなければ、覚悟しておいた方が良い。また、来年、県から2億円融資してもらうわけには行かないだろう。たとえ、社長ほか経営陣が辞めてもだ。
悲しいことだが、それが現実だ。ビジネスは非情である。儲ければそれでいいのだ。それができなきゃ撤退するしかないのだ。公共性とか、県民の誇りという名の下に税金が使われていくのはどこか滑稽で愚かなことで悲しいことだ。
[PR]
by worsyu | 2005-11-07 23:01 | サッカー | Comments(0)
<< 爆勝(本当は笑が正しい) 逆転する力 >>