「信」

メキシコオリンオリンピックの銅メダルの時の映像とその関係者たちの証言を聞きながら、やはり素晴らしいとうなった。
「大和魂を見た」と東京オリンピックまで指揮を執ったクラマー(日本サッカーの父)が試合後涙を流して語ったと言う。今でも長沼、関係者、そしてクラマーさえも涙無しには語れないという。
たしかにすごいチームだったと思う。
釜本がやはりすごい。このストライカーは、東京オリンピック当時19歳。それでも、当時の技術委員会は、50年に一人の逸材だと言っていたらしい。そして、実際、いまだに彼を上回るストライカーは日本に現れていない。
メキシコ戦での1点目。そして、2点目。1点目は杉山の上げた球を胸トラップし、イチ、ニでシュート。2点目はゴールエリア前で素早く振りぬくシュート。地を這ってゴールに突き刺さる。速い。振りぬくタイミングが速すぎて追いつけない。
彼らは走りまくり、耐え、攻撃した。相手はメキシコ。完全無欠のアウェイ状態の中、2-0で勝った。試合後、ロッカールームで放心状態にみんななっていたという。精魂尽きてしゃがみこむ選手たち。
決して強くはないし、レベルも高くない。しかし、やり方次第では世界のトップと対等に勝負できる。
彼らはそれをやってのけた。これが「大和魂」なのだろう。緻密な戦術と鍛え抜かれた技量、そして決してあきらめない精神力でやり遂げた。世界をうならせる技と精神力がそこにあった。
今、そんな大和魂などというものがあるだろうか。しかし、大和魂とは違うが、世界にはワールドカップ制覇に照準を合わせて臨むチームはたくさんある。日本にいると、その温度差を感じる。予選突破を目標にしていたら、絶対だめだ。前回の成績を上回る気持で行かないと散々な結果となるだろう。

サッカーは気持の強いチームに有利に働く。今年のトリニータを見ていて理解したと思う。われわれトリサポも強い気持で来シーズンも戦っていかなければ足元をすくわれる。
今年、浦和に2回勝った。得点が失点を上回った。苦しみながらも成長しているチームを見ることができた。サポーターの声援は絶対選手を後押しする。
信じること。
私にとって今年の一字は「信」だ。
[PR]
by worsyu | 2005-12-25 23:15 | サッカー | Comments(0)
<< M1 選手は我々の宝物 >>