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西川と梅崎

梅崎司(うめさき つかさ)の前には常に西川周作という存在が居た。長崎からプロを目指すために大分トリニータU-18ヘ。クラブにはすでに西川がいた。同学年ではあったが、西川はU-15からの持ち上がりですでにチームの大黒柱として君臨していた。彼らは同じ高校に通い、お互い刺激しあいながら高い目標に向かって精進していく。同じチームで戦う信頼しあえる戦友であり、またライバルでもあった。そして同じ情熱を共有し合える友としても。
その後、西川は、U-18に所属しながらも高校在学中についにトップチームにデビューする。梅崎も高校卒業とともにトップチームに。しかし、彼の意識の中では、まだ西川との差を感じていた。昇格時に彼が言った言葉が忘れられない。
「自分は西川とは違う。早く追いつきたい」
自分に足りないものが何かを意識している。プロとしての自覚と自分に対する厳しさ、そして誠実さを見た。それは、西川という手本であり、壁があったからだろう。
今回、2人同時に日本代表に召集されたわけだが、梅崎はまだ西川に追いついたとは思っていないだろう。まだ、追いついていない。でも、確実に進化している自分も感じているはずだ。
まじめで妥協を許さない西川に引っ張られるように、梅崎もサッカーに集中して大願を成就して欲しいものである。

浦和との勝点差:
by worsyu | 2006-08-31 17:42 | サッカー
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