レガシーシステム

社会保険庁の年金システムのずさんな管理が問題になっているが、冷静になって、情報システムの観点から考える時期に来ている。(わかっている政治家も官僚もほんの一握りだろうから。)
というか、情報管理のことをある程度知っている人なら事情は大体想像つくだろう。
「レガシーシステム」とも呼ばれている旧来のオフコン、ミニコンを専用回線でつないで作り上げた20年以上前のシステムをそのまま維持しようとするから、その弊害が出てきている。というか、誰も触れない状態だろう。
システム開発・管理をNTTデータと独占契約のまま20年間も1兆円以上払い続けている。今度はさすがにまずいと思ったのか、日立に頼んで作ろうとしているのだ。が、これは、社保庁に限らない。総務省、法務省、財務省(国税庁)なども同様のシステムを抱え、その開発を始め、保守、データ通信役務料金などに大量の税金が注ぎ込まれている。100億だとかそんな単位ではない。数千億円から何兆円もの税金が、毎年、湯水のごとく使われているのだ。
われわれ民間では当たり前になっているダウンサイジングという言葉は彼らには死語のようだ。
今時、システム開発に数百億円も掛けるかい?データの移し替えに何年もかかるかい?
都市銀行にできて、なぜ国の機関ができないのか?
システム移管をしなかったつけが高利子で雪だるまのように大きくなって、とうとうシステムダウンしてしまったわけだ。
情けないことだけど、日本の国の中枢は、情報管理の技術革新と民主化は行われていないのだ。
この問題は、奥が深い。社保庁だけの問題ではない。金額でいえば何兆円もの含み損が存在しているし、国のシステムそのものが団塊の世代の降板とともにダウン寸前なのだ。

ちなみに、私は、97年にシステム移管を成し遂げて、オフコンからパソコンによるシステムを再構築させ、ダウンサイジングを達成した。
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by worsyu | 2007-06-18 13:05 | 時事ネタ | Comments(0)
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