声無き声

参院選は民主党大勝、自民党大敗という結果になった。
しかし、安倍総理は続投するという。
選挙後の記者会見で、同氏は、記者からの質問にまともに答えない。問われたことに答えず、話をはぐらかす。
これでは、一国の宰相の器として疑問である。選んだ自民党の感覚も疑問だ。
イギリスの報道を見ると、冷静に見ているね。「中産階級の逆襲」というタイトルだ。
まあ、小泉さんの改革嵐の後の焼き場の栗拾いくらいしかできない人なんだね。所詮そういう役回りだったわけだ。

「この結果は国民が民主党にだまされた結果」
「私たちは責任与党としての使命を果たす」
「参院は所詮衆院のおまけ」
という本音が聞こえてくる。

これが、「この結果を謙虚に受け止め、反省すべき点は反省する。死ぬ気で理解を求めていく。」
「われわれは政権に固執するつもりは無い。再び国民に信を問うこともありえないことではない。」
「参院と衆院の2つが機能しあって国会は成り立っている。参院を軽視することはない。」
と言える人材が自民党にはいないのか?

不思議なもので、周りの人間はわかっているのに、当事者たちには、それがわからない。どう立ち回ればいいかがわからない。舞台の上でいかに見得を切っていいのかがわからない。一生懸命やればやるほど、周りの思いや気持ちと反対のことを進めていってしまう。役不足。

昔、「私には声無き声が聞こえる」と言っていた政治家がいた。その人は、「政界の妖怪」と呼ばれ、引退後も政界に影響を持ち続けた。戦前、戦中、戦後を知る大物政治家であり、フィクサーとも呼ばれた。
1960年、6月。国会周辺は安保条約改訂に反対するデモ隊が連日取り巻き、異様な雰囲気となっていた。そのデモ隊を右翼、暴力団らが襲撃し、多くのけが人が出た。また、警察との衝突で学生が死亡し、その後、反政府運動へと変化していった。
その時の首相が、記者からの質問に答えて言った言葉が前述の言葉。
「国会周辺は騒がしいが、後楽園ではいつも通り野球をしている。私には声無き声が聞こえている」と語ったのだ。
その首相とは岸信介氏-安倍総理の祖父である。

ちなみに、当時、事態の収拾のため、自衛隊の出動を岸から打診されたが、それを拒否した防衛庁長官が赤城宗徳氏である。
赤城?そうです、今話題の赤城農水大臣の祖父なのです。

これも因果なのか?誰かがシナリオでも書いているのか?
日本にとっては不幸なことだね。
安倍総理もイラク特措法を延長させて退陣するのかな?・・・・
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by worsyu | 2007-07-31 14:27 | 時事ネタ | Comments(0)
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