博多華丸・大吉の「ネタ祭り」のジャックと豆の木の話に思わず笑ってしまった。また、昨日の東京フレンドパークも良かった。
華丸は、すごいと思った。 九州の博多から出てきたわけだが、すでにその話芸は洗練されている。 MCやレポーターの仕事をこなしてきた経験から、単なる若手お笑いとはまるで違う。 言ってみれば日本球界で実績を積んでから大リーグに登場したイチローや松坂みたいなものだ。 彼らの話しは、抑制が効いている笑いで、とても上品である。笑いの対象を抽象化することで誰も傷つけない。つっこみをソフトにすることで話の面白みを消していない。 大学の落研出身らしいが、その素養が笑いの基本にあるのだろう。庶民の笑い「おかしみ」を追及する姿勢は好感が持てる。 博多弁を効果的に使う笑いもあるのだが、その笑いは、全国的に受けとめられている。武田鉄也の功績は大きい。 児玉清の物まねで一躍人気が出たわけだが、児玉清を揶揄したり、侮辱的な真似はしていない。それこそが一番えらい。 華丸は他人をけなさない。自虐もしない。ただ、その一点だけでもお笑いの世界にあって独特の光を放っている。いじめの笑いではないのだ。 お笑いの世界は、いわば何でもありの世界。その中にありながら笑いの王道を行く博多華丸はすごいと思う。 そして、それを生み出した福岡はやはりすごい。もちろん、全部肯定するつもりはさらさらないが博多華丸を作り上げたのは紛れもなく博多だ。泥の中に咲いた蓮の花のように。
by worsyu
| 2007-08-21 11:27
| 芸能ネタ
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