人の命を軽んじることなかれ

イラクで武装組織に拉致、拘束されている日本人-香田さん(福岡県直方市出身24才)に対し、国内から厳しい非難の声が上がっている。
確かに無謀な若者特有の怖いもの見たさの行動に近いものを感じる。幼稚さを感じる。今から14年ほど前に、ロスの闇黒街で殺された若者2人を思い出す。当時、現地で私が聞いた話だと、「あそこは危険だから、普通誰も行かない場所だ」ということらしい。「麻薬の密売が横行し、みんな銃を持ち、毎日死人が出るようなところにのこのこ行く神経がわからない」と、現地の日本人も言っていた。映画好きであったということでアカデミー協会から、両親を呼び、特別賞を上げていたはずだ。また、クリントン大統領からも慰めの言葉を貰っていた。
さて、どんなに不肖な息子でも、尊い命に変わりは無い。個人の命と国家の方針をはかりにかけるという愚行は、テロリストと考え方は似たようなものだ。もちろん、国家は毅然とした態度で臨むことに同意はするが、家族や親類を非難する動きに同調するような軽率な言動は止めて欲しい。いたわりの言葉を投げかけて欲しい。
新潟の中越地震で奇跡的に救出された男児の命と亡くなられた母親と女児の命の重さは遺族に取ったら比べられるものではない。
右寄りの論者は、人の命を軽んじて、国家と同一化することに喜びを感じ、価値を見出すようだ。あのサッカールポライターのE氏も、子供の命を慈しむ親の想いの深さを知らないのであろうか。残念である。
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by worsyu | 2004-10-29 17:05 | 時事ネタ | Comments(0)
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