リスクマネーの収縮

サブプライムローンという言葉は、今年の流行語となるのだろうか。
要はアメリカの住宅バブルの崩壊-と一言で言えなくもないが、中身を調べていくと、複雑怪奇。

ある人は、「金融商品と日用雑貨や食品という違いこそあれ、世界はアメリカと中国の欠陥商品に席巻されてしまった感がある。」と語る。
笑っちゃいけないが、これが事実。ねずみ講と変わらんじゃないか。羊頭狗肉?

日本も1980年代後半から90年代初頭にかけてバブル景気を味わった。ブラックマンデーからいち早く立ち直り、低迷するアメリカ経済を尻目に世界中の資金が日本株に流入し、土地神話が起きた。しかし、過剰な信用肥大はいつか崩壊する。結果は、みなさんご存知の通り。
今回のアメリカの場合は、証券化して、しかも、リスクごとに輪切りにして、世界中にばらまいているので、銀行自体が倒れることはない。しかし、アメリカ経済は、信用収縮が起こり、実態経済に対するダメージも深いと思われる。FRBのバーナーンキ議長は来年前半まで、アメリカ経済は低迷するだろうと言っている。
もしかしたら、世界同時株安が起きるかもしれない。今から20年前、ブラックマンデーが起き、日本のバブルが起き、湾岸戦争が始まった。
歴史は繰り返される、違った形で。

21世紀は信用拡大の行き着く先、資産運用の名の下に、マネーロンダリングが繰り返される。金融派生商品が新たに生み出され、世界を巻き込んでいく。ババ抜きのゲーム。
「インセンティブ・トラップ」という言葉がある。個人の利益を優先させ、集団にとっては害となる。その瞬間だけの利益に走り、身勝手な行動を取る。これが21世紀経済人の行動哲学としたら、世界は破滅に向かうスピードを上げるだろうね。

誘惑のわなは、われわれの身近にもいっぱいある。その魅惑のにおいに手繰り寄せられて、とりこになったら、なかなか抜け出せない。ババを自分以外の利害関係のない人に渡せば、幸福になる。そんな時代なのかもしれない。
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by worsyu | 2007-11-16 12:42 | 時事ネタ | Comments(0)
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