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島国のスポーツ感覚

日本人のスポーツに対する感性は、鍛錬、精神主義、道、正々堂々、努力等々。
大相撲が良い例で、外国人力士が活躍する中で、日本の伝統やら、しきたり、美学などを持ち出して、その枠の中に押し込めようとする。スポーツなのだから、強ければそれが一番と思うのは当然で、横綱だから人間的に優れているとか言うのは別問題。それは、外国人だからわからないというのではない。日本人だって、おかしいと思っているはずだ。
「あいつは強いだけで、人間的には最低。」
それが当たり前。横綱だからという因果関係の結果は何も導き出されないはずだ。日本人はしきたりや伝統を守るために、表向きをごまかしているだけ。そんなに伝統を守りたかったら、外国人を連れてくるのは間違っている。彼らは金に釣られて来た連中であって、金にならないとわかったらすぐさま逃げ出すだろうし、寄っても来ないだろう。彼らはスモウレスラーなのであって、力士ではない。
もし、スポンサーが現れ、興行として成り立つとしたら、ヨーロッパかロシアあたりで別団体ができてもおかしくない。その時は日本からスモウレスラーが一気にそちらに流れ込むだろう。

柔道にも同じことが言える。国際化の中で日本の柔道-精神性や美学は無視されてきている。もはや、日本は象徴であって、柔道というスポーツはより娯楽性を高め、見て楽しいスポーツとしてヨーロッパで広がっている。そのため、柔道着の色分け、畳の色、ルールの改正などが次々と行われている。そのうち、帯通しも付けられるかもしれない。より合理的なものへ、より自由なものへと進化していくだろう。ジャケットレスリングとして。それが本来のスポーツの姿だからだ。
プロ化=商業主義=需要がある=魅力があるということだからだ。

そこに日本の独自の美学や正義感を持ち込んだら、世界基準とはかけ離れた別のスポーツになるだろう。サッカーにしても然りである。
by worsyu | 2008-05-27 17:07 | ひまネタ
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