リスク管理するサッカー

これは、先週末、赤との試合後(失礼しました)に書いた文章なのだが、載せてみる。自分なりに思うところだ。

大分のサッカーを見ながら思うのは、攻撃は守備と表裏一体。リスク管理ができていれば、守備が攻撃に転化する。完璧な守備を構築すれば、攻撃は自然と生み出されてくる。

日本のサッカーは、特にJリーグは、興行的な意味からも、守備を無視して攻撃的に点を取り合うことを推奨してきた。また、際どいタックルなどは、試合の流れに関係なくカードを切らせて点を入りやすくした。その方がおもしろいから。TOTOの影響も大きい。
しかし、勝ち点を争うリーグ戦では、勝つことが第一であり、勝った方が強いチームとなる。そのためには、負けないことが近道だ。そして、攻撃力の整備をしながら、バランスを取って戦うことで勝ち点を拾うことができるようになる。
実際、横浜、浦和は、そうした手法で頂点に立ったのだ。

私が去年の反省から、失点数を少なくすることで上位に食い込むことが出来る(12月のコラムに掲載)としたのは、皆さんご存知の通り。
守りを固めるとはいっても、GK、そしてその前のDFの3バックが攻撃の起点として、試合を組み立てる意識を持つことが大切だ。つまり、ただ守るだけでなく、攻撃につながる動きを求められている。攻撃の路をGK、DFで考えることは、全員が攻撃も守備も一体であるということだ。始まりも無ければ終わりも無い。攻守一体、無限につながる流れの中で試合は動いているというわけだ。
ソコニハカタトイウモノハナクナガレガアルノミ
ただ走り回るだけでは、疲れてしまうし、最後に勝負する際には、動けなくなるし、頭も働かなくなる。決める精度まで落ちてしまう。そこで、いかに、効率的に試合を進め、勝負していくか。合理的に体力を使って勝負する。至極当たり前のことだ。
日本代表があれだけ走り回ってもセットプレイでしか決めることができないのは、守備から攻撃に移るスピードが遅いのと、組み立てることに執着しすぎて、試合に勝つという最終目標を忘れているからに他ならない。

大分の特徴は、ブラジル人のボランチ。ここは、攻守の要で、上下のバランスをとっている。彼らのカバーリングで厚い守備が形成されている。そして、森重のCBとしての成長。ここは、最終ラインを統率する要でもあり、CBとして、決定的な強さが求められる。さらに、攻撃の起点としての路筋を見つける意識も求められる。
守備的なチームと呼ばれることは、仕方ないかもしれないが、実際、DFの攻撃参加も積極的に行われており、そういった、単純な考えをしているようでは、日本のサッカーの未来は見えてこない。単純なカウンターサッカーでは点は取れないし、勝つこともできない。
大分のサッカーは、リスク管理をするサッカーだと私は思っている。そうした合理的なサッカー(知的な)が生まれてきたのも、大分という地が、そうさせたとも言えまいか?

おそらく、シャムスカ監督も今のスタイルは、大分だから生まれたサッカーだと言うだろうし、サポーターの与える力もあって作り出されたものだと思う。

マスコミは「シャムスカマジック」と呼ぶが、「大分マジック」であると答えたシャムスカ氏の言葉も忘れてはいけない。もちろん、シャムスカの存在は絶大であることは疑いないところだが・・・
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by worsyu | 2008-09-20 17:55 | サッカー | Comments(1)
Commented by サンデースポーツ at 2008-09-22 02:15 x
>これは、先週末、赤に勝った時に書いた文章なのだが、載せてみる。
>自分なりに思うところだ。


いや・・・_| ̄|〇 勝ってないっすけど。

内容的には勝ってたけどね。

とりあえずNHKの特集GJ!
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