2010年 08月 12日 ( 1 )

999

銀河鉄道999をやっている。BS-2で。しかもTV版。
一話完結ながら、物語は進んでいく。(全113話+総集編4年の歳月に渡って放映された。)
当時、文化庁からも推奨作品に評価された。
大人の寓話みたいなところがある。
今の「仮暮らしのアリエッティ」のアニメ技術の素晴らしさ、巧みさもすごいが、この松本零士の絵本紛いの動きの無さもすごいものがある。中身があれば動かなくてもいいじゃないか?われわれは、紙芝居を見ているような感覚になる。でも、日本の漫画のすごいところが普遍的な社会問題を取り入れて教訓も得られるということ。人間の愚かさと悲しさをアニメで語ることは、まんが本来の姿でもある。総合芸術としての映画がある一方でアニメの世界では純粋でむき出しの表現もすんなり受け入れられる、感じることが出来る。それも日本人の特殊な才能ともいえる。

松本の頭の中のオタク観がすごいわけだが、鉄道とSFとマザコンを組み合わせたオタク観が世界を感動させるわけだ。日本のアニメが本当に飛躍するポイントはやはりここからだったと言える。ガンダムにしろ、エヴァにしろ、この3つの要素を入れることで思春期から青年期の男女に支持されるようになったわけだ。
主人公の鉄郎の母親は鉄朗の目の前で機械伯爵の人間狩りに会い、撃たれて殺され、居間の壁に剥製にされて飾られている。このシチュエーションはすごい。ただの子供向けの漫画ではないのだ。当時の文科省は理解があるというか、この漫画の奥深さをどこまで知っていたのだろうか?
謎の美女メーテルは、松本漫画に出てくるワンパターンの美女の中の一人である。美女を前面に出して作られた作品では「セクサロイド」というものもあるが、これは、青年向けなので、今後も陽の目を見ることもないだろうが・・・
メーテルは雪の中で倒れている鉄朗を救い、銀河鉄道の無期限定期を与え、いっしょに旅をすることになる。
この作品は実は終わっていない。終わらせるつもりもないのだろうが・・・・終わらせないことで広がりを持たせているとも言える。

メーテル役の池田昌子の声は何度聞いてもゾクゾクものだ。昭和の声。何だか勇気付けられる。
ちなみに、オードリー・ヘップバーンの吹き替えをやっている。お蝶婦人(エースを狙え)も。もう御歳71歳。でも、衰えないねえ。今晩、出てくるらしいから、どこかで70歳の部分が出ると思う。見つけてみたい。しかし、とにかく素晴らしい声だね。アニメ界の至宝だ。
黒柳徹子は77歳。黒柳は最近しゃべりがおかしくなってきている。おそらく入れ歯が合わないからだろう、というのがわが奥さんの意見。
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by worsyu | 2010-08-12 14:03 | ひまネタ | Comments(0)