カテゴリ:時事ネタ( 143 )

暴走する古館と右翼の石原

報道ステーションという番組を久しぶりに見た。わが家は、おかげ様でというか、何と言うか。貧乏人のくせに多チャンネル視聴なので最近、見ることは少なくなった。
たまたま、昨日の石原都知事との対談というか、古館の「かき混ぜ攻撃」により-これは田原総一郎並の暴走-熊さん八っつぁん話を見ることになった。所詮、古館の上っ面の言葉遊びは、石原氏の理論の前では駄々をこねる幼児のようだった。勉強不足というよりは、節度がない。例えば、大分県知事に対し、「○○さん」とは呼ばない。マスコミの権力に乗ったタメ口は、不快だった。これが筑紫氏だと文化人としての対等の立場として聞いていられるのだろうが。
聞き手に徹すれば石原氏の調子に乗った暴走発言ももう少し聞けただろうに。彼も所詮小説家という職業病があるから、感情的になり誇張した表現をしてしまう。彼の言には一面の真実がある。だから聞いていて面白い。しかし、世間ずれしているから結論に持っていく乱暴さが彼の問題点で興味深い。
古館は見苦しかった。見ていて不快だった。これが限界なのか。
石原氏の民族主義的発言は聞いていてある意味心地よい。そこには、誰彼に気を使うことの無い、優越感に満ちたエリート意識とでもいうべきものがある。
彼にとっては、天皇も利用する存在でしかない(人間としての天皇に興味はないのだ-多くの右の方々同様に)。彼の美意識の前を煙らせるもろもろのものはすべて邪魔者であり、彼が権力を持っている限りにおいては排除されるものであろう。
今回、彼の天皇に対する発言の中に彼の異常な美意識とエリート意識、独裁者としての資質が見られたことが、唯一評価できることだろうか。
多くの方々は、古館氏の暴走に不快を感じたことだろう。私もそうだ。しかし、それと同時に石原氏のこの冷徹な発言に驚いた。そこに真の右翼の姿を見た。エセではない。
結果、この古館の暴走も天皇に関する発言を引き出したという点でおもしろいものとなった。

TBSのニュース23の筑紫氏だったら、節度があるし、見ていて気持ちいいものになるだろう。真正面から理論の掛け合いで玄人としては面白いが、庶民にとってみたら、つまらなく感じるだろうね。人間石原というものが見えないから。
まあ、彼がいなかったらTBSなんて凋落していただろうね。ビル建てるどころじゃない。筑紫様様だろう。
[PR]
by worsyu | 2004-11-09 17:57 | 時事ネタ | Comments(0)

かわいそう

イラクで拉致され殺された青年-直方の香田さんのことは、私は、できれば覚えていようと思う。それが、彼の供養になると思うからだ。
右寄りの風潮からか、乱暴な責任論(-自業自得)がまかり通っているが、それは、ちょっと違うと思う。
死者に鞭打つとかいう話ではない。青年にありがちな冒険心から出た無謀さであり、誰しもが陥る可能性のある出来事のひとつなのだ。たとえ話で言えば、台風が来て心躍らせてサーフィンに行くようなもの。必要以上に彼を非難する必要はない。
今回、右寄りの人たちが叫んでいるのは、国家の政策に利用されようとしたこと、彼らの信じる道が汚されたと感じたから非難しているのであって、それは、ちょっと非人間的だと思うよ。このことに気づいている人が意外に少ない。
韓国のコラムでは、遺族の「迷惑をかけました」という発言を取り上げて、日本共同体の恥の文化の異様さを指摘していたが、それも昔の三文文化人的で安っぽい。確かにムラ社会の感覚があるのはその通りだが。
こういう時は、心に正直に、感じたままでいいと思う。女性はそういう意味では偉大だね。
「かわいそうだ」
これでいいではないか。
左寄りの方々が、国家に抹殺された、などと言うようなことも間違いだと思う。政府の対応は間違いではなかった。できれば、今後の対イラク政策も考えて、イラク国民に対して日本の想いを訴えるような配慮があってもよかったのではとは思うが。
政府は死んだからおしまいではない。この後のフォローが大切。イラク国民から支持されるように宣伝しなくてはだめだ。
こういう事件があったということを覚えていてあげよう。それだけでいいではないか。
[PR]
by worsyu | 2004-11-06 11:20 | 時事ネタ | Comments(0)

人の命を軽んじることなかれ

イラクで武装組織に拉致、拘束されている日本人-香田さん(福岡県直方市出身24才)に対し、国内から厳しい非難の声が上がっている。
確かに無謀な若者特有の怖いもの見たさの行動に近いものを感じる。幼稚さを感じる。今から14年ほど前に、ロスの闇黒街で殺された若者2人を思い出す。当時、現地で私が聞いた話だと、「あそこは危険だから、普通誰も行かない場所だ」ということらしい。「麻薬の密売が横行し、みんな銃を持ち、毎日死人が出るようなところにのこのこ行く神経がわからない」と、現地の日本人も言っていた。映画好きであったということでアカデミー協会から、両親を呼び、特別賞を上げていたはずだ。また、クリントン大統領からも慰めの言葉を貰っていた。
さて、どんなに不肖な息子でも、尊い命に変わりは無い。個人の命と国家の方針をはかりにかけるという愚行は、テロリストと考え方は似たようなものだ。もちろん、国家は毅然とした態度で臨むことに同意はするが、家族や親類を非難する動きに同調するような軽率な言動は止めて欲しい。いたわりの言葉を投げかけて欲しい。
新潟の中越地震で奇跡的に救出された男児の命と亡くなられた母親と女児の命の重さは遺族に取ったら比べられるものではない。
右寄りの論者は、人の命を軽んじて、国家と同一化することに喜びを感じ、価値を見出すようだ。あのサッカールポライターのE氏も、子供の命を慈しむ親の想いの深さを知らないのであろうか。残念である。
[PR]
by worsyu | 2004-10-29 17:05 | 時事ネタ | Comments(0)