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博多よかばい食品

NHKの「サラリーマンNeo」のコントの中で、「博多よかばい食品物語」というのがある。
入江 雅人(48歳)直方出身。
田口 浩正(43歳)福岡市出身。
野間口 徹(38歳)北九州市出身。
この3人のしゃべる博多弁が完璧で、その掛け合いが素晴らしい。
第3回目で初めて見たのだが、おもしろい、というか、クオリティ高すぎ。ただし、問題もある。
福岡及び佐賀、長崎、熊本、鹿児島の人たち、それから宮崎も入れて、大分県以外の人は爆笑だろう。ただし、大分の人はせいぜいクスクス程度だろうか?(彼らがしゃべる言葉の訛りについていけないから・・・)人それぞれだが・・・

今回のネタは、業績不振に陥る博多よかばい食品に女性コンサルタントを呼んで意見を聞くというものだった。
彼女は次々に会社の問題点を指摘していく。最初は笑って聞いていたのだが、会社名を変えたほうがいい、といった途端、みんな切れてしまうのだ。
その経過は・・・・
「売上シェアも、ちかっばい落ちこんどー」
「全部俺のしぇきにんばい」
「コンサルタントしぇんしぇい」
「今、どげんことですか?」
「きさん、何いいよっとや~!」
「も~よか」
「二度と関門海峡渡るな」
「豚骨スープ飲むな」等々・・・・
彼女が横浜出身と言ったことで更にヒートアップしたみたいだ。九州の女なら男の3歩後ろに下がって付いてくる・・・なんて言葉も出てきた。
まあ、何とも男尊女卑的な発言が多く、私は不快だった。一方で笑えるのは九州人てどうしようもないね、という一般に流布されている型にはめられたコントであり、今のこの時期にこれを作ったのはすごいと思う。
ある意味バカなのか、それとも、余裕なのか。
福岡はいつまでたっても田舎臭さが取れない。どんなに都市化が進み、人口が増えていき、経済力も上がっていっても。むしろ、この匂いが好きなのだ。その匂いの元にあるものは、男は男らしく、女は女らしく、という時代錯誤もはなはだしい偏見による感覚だ。
それを郷愁に変えて心に届けるのが方言なのだ。この方言で一段と笑いの濃度が上がるのだ。この九州弁に共通した崩壊アクセントになじめない人は、彼らに同調できない、むしろ違和感を感じるだろう。

これは所詮コントなのだ。実際にこんな会社はない。しかし、彼らが描いているこの「博多よかばい食品」という架空の共同体は、福岡が結局成り上がり者でしかないということを意味している。
それをみんな知っているから笑えるのだ。一皮剥けば、というわけだ。

大分は違いますよ。松本復興相を非難した福岡の人たちも、このコントでは爆笑しているだろう。
大分をこの風評から防ぐためには、声を大にして言わなければならない。
大分は九州であって九州でない。瀬戸内文化圏の九州の玄関ですよ。

みなさんにオススメです。ぜひこの番組を見て欲しい。笑って欲しい。そして、ちょっと考えて欲しい。
by worsyu | 2011-07-27 12:32 | ひまネタ
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