ここ2~3年の内に見て置いた方がいい歌手として山崎ハコがいる。
すごいわ~。の一言ですね。知らない人はかわいそうですね。 織江の唄は反則ですね。いきなりこれから入るっていうのは。涙腺の弱い人はやられちゃうね。 いろんな面白い話がありました。 その中でも2つ。 阿久悠のトリビュートアルバムに「ざんげの値打ちもない」があるわけですが、それを誰に歌わせようかとなった時に、阿久サイドから山崎ハコさんしかいない、となったそうで。演歌じゃない人に歌って欲しいという要望があったそうです。今、こうして聞いてみると、山崎ハコじゃなきゃ駄目だね、と言えるが、企画段階で山崎ハコを指名したのはやはりすごいと思うね。 それから、昔、若い時に、五木寛之から「あなたは声が太いからファドを歌うといい」と言われたとか。その時、彼女は反発して自分は自分の道を行くと思ったそうだが、最近、五木寛之の言っている意味がわかってきたそうで、ポルトガルのファドの曲に自分の詩を付けて歌った。私はこれが一番印象に残った。 何よりも、当時、人気作家である五木寛之からの助言をあっさりと否定した心意気に感心したね。 ハコはハコ。たとえ皿洗いをしながら日々を暮らすことになっても、どんな晴れ舞台に立つことになっても、ハコはハコ。お天道様に顔向けできないことはしない。おばあちゃんとの約束。唄が歌えればそれでいい。至上主義ですね。 彼女は本物ですよ。見る価値があるね。弾き語りというものの素晴らしさを堪能できた。故郷に帰ってきたからか、彼女はとてもはしゃいでいた、というか、生き生きとしていた。素の自分をさらけだして、飾り気の無い少女性が出ていた。 暗がりで見るととても肌が白くて、華奢で、若くて、でも、どこかに老婆のような怪しげな目の光を持っていた。 「ヘブンズストーリー」で映画に出たせいだろうか、言葉や振る舞いにいい具合に心が乗っている。余裕が出てきた。人間の幅が出た。 まだ、メジャーにはあまり評価されていないが、全国でハコのコンサートを見た人はわかっているはずだ。どうして今まで気づかなかったのだろうかってね。 昔からのファンの人は、ただ懐かしんでいるだけだろうが、彼女は前に進んでいる。チャレンジしている。すごいよ。 特に東北地方で災害に遭われた人たちにとって、本当に共感できる歌声として支持されるだろう。今、巷に流れている「ガンバロウ」的な歌はもうこりごりだろう。 本当に欲しいのは心の琴線に触れるような、魂が揺さぶられる唄なんじゃないだろうか?・・・ ■
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by worsyu
| 2011-11-04 00:38
| 芸能ネタ
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