なぜか朝から小野田氏の格言を読み返していた。
虫の知らせだろうか。不思議な縁を感じる。彼から私にシグナルが発せられていたのだろうか? 以前にも小野田氏のことは書いた。経歴のことはそこに書いた通りだ。所謂超人である。 私はその辺りのネトウヨではない。むしろ、逆だろう。しかし、彼の極限状況から得た考えから得るところは多い。真実があるからだ。 「世の中には出来そうにないことでも、やらなければならないことがあるし、できることでもやってはいけないことがある。この判断基準こそが、その人の価値を決める。」 安倍総理の靖国神社参拝はどちらなのだろうか?又、細川元総理の都知事選出馬はどちらなのだろうか?もっと下世話な話で、結婚の判断はどうだったのだろうか?転職の判断はどうだったのか?・・・ 「生まれた時は自我ばかり、生きるためには自制と自律がなければ。」 とかく、日本人に個人主義の感覚は薄いと言われる。その点、比較的大分県人は個人主義的傾向が強いとも言われる。これは小藩分立で強い藩がなかったせいで、平等主義があり、又、キリスト教の普及も影響しているのかも知れない。しかしながら、自らを律し、社会の規範を守る意識は大切なことである。ルールには意味があるということだ。 「豊かさは自分の心で感じるもの。不便さは何とでもなる。最後は自分の五体で何とかなる。」 本当の豊かさとは何か?永遠のなぞだ。しかし、極限状況を経験している彼にとっては、どんな状況においても何とかなるという信念があるし、実際、何とかしてきたのだ。 「計画どおりにいかないことは沢山あるが、思い通りにはいくものだ。不満などどうってことはない。自分の満足度を少し変えればよいのだから。」 これもそうだ。楽天家である。底を知る人間の強さがある。不満なことなど個人の主観であって、どうでもいいことなのだ。今の状況でもある程度満足することはできる。計画をやり遂げる意志があればそれは幸せなことだ。 彼が本当に望み、やろうとしていたことは、日本人の誇りを取り戻すことだったのだと思う。それは、靖国などの小さな問題ではない。 彼の言動から真実を見出すことはなかなか難しい。しかし、その裏にこそ真実の想いが見える。 ご冥福を祈ります。
by worsyu
| 2014-01-17 11:17
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