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1次リーグ突破を受けて

私の考えはいささかも変わらない。日本サッカーの目指す道は見えている。仮にその道から外れても、やがて、その道に戻って来る。
今回の第2戦、第3戦の結果でさらにその思いを強くした。

今回のW杯で日本が1次リーグを突破できた要因として、まず、初戦の勝利がある。
そして、その勝利を決定づけたのが、開始3分に起きたPK事件だろう。
そして、それを可能にした絶妙なダイレクトボレーパスをアウトにかけて出したのが香川である。
だから、一番の功労者は香川ということになる。
そして、何と言っても、今回の代表の心臓部である、柴崎。彼のパス供給で攻撃が組建てられていた。見事にその成果を出したと言って良い。
この2つのプラス面とある1つのマイナス面を差し引きすると、プラス面の方が勝ったということだ。
GKについては、監督の考えで、精神的安定感を求めたということなのだろう。1点取られたら2点取れば良い。勝負のピークを第2戦に持ってきたことが功を奏したといえる。
第3戦では、6人を入れ替えるというチャレンジをした。これは正しい選択だ。しかし、肝心のGKは替えなかった。川島の名誉を回復させることがチームにとっても重要だという判断なのだろう。
結果は、0-1で試合に負けた。しかし、反則数の少なさで勝ち点がセネガルと並んだものの、優勢と判断されて決勝ラウンドに進出したわけだ。
これは、私が言っていた日本のサッカーの道筋そのものの結果だ。つまらん反則をせず、打たせてやれば良い。それで入れられたら取り返せばよいのだ。GKを信じよ。
しかし、現状では、GKのパフォーマンスに満足できない。
ポーランド戦でのファインセーブも、スタートが遅い。反応が遅い。しかも身体が重いので、ぎりぎり球に手が掛った。しかも、ゴールの内側でしか対応できていない。こんなあぶないGKをいつまで使うんだ、と言いたい。
ファインプレイでも何でもない。ゆるいパフォーマンスしかできない老GKの精一杯のプレイだ。中村の方が安心して見ていられる。

2点目もなぜ、出て行かない。あそこで対応できるのはGKしかいない。でも、怖いから出て行かないのだ。入れられても自分のせいにはならない。だからフリーで打たせてしまう。これでは、予選リーグで終わりだろう。
こんなGKを決勝ラウンドで使う国はないだろう。

ベルギーとの対戦が決まった。まともに戦ったら、3-1で負けだろう。川島ならまず間違いない。同点、PK戦に持ちこみたいのなら、中村を使え。まだ、可能性がある。安定感はないかもしれないが、積極的にゴールを守ってくれる。

さて、西野が、ここまでの男か、それとも、さらに進歩した男になるかは、ベルギー戦で決まる。




by worsyu | 2018-06-30 15:30 | サッカー
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