人気ブログランキング | 話題のタグを見る

スタンドで観戦が一番

BS-1で荒川静香のトリノオリンピックフィギュアスケートの「感動の金メダル場面永久保存ダイジェスト版」を見た。私は、去年から荒川のスケートの美しさに魅入られた一人だったので、彼女の金メダルは嬉しかった。
ところで、ご存知の方は多いと思うが、あのバックに流れていたバイオリンの曲はヴァネッサ・メイ演奏の「トゥーランドット」だ。(作曲はあの「蝶々婦人」で有名なイタリアの作曲家プッチーニ。)彼女はシンガポールでタイ人の父と華僑の母との間に生まれた。その後イギリスへ移住。クラシック界ではあまり評判がよろしくない。でも、叙情的なバイオリンの調べは素晴らしいね。もちろん、プッチーニのメロディーメーカーとしての偉大さを再評価するべきなのかも知れないが。CD入手困難。
実況はNHKの名物アナ刈屋氏。次々にミスをする外国人選手に対しても愛情ある深いコメントを述べ、とても好感が持てた。やっぱりNHKの実況は素晴らしいですね。ただし、あのきめ台詞というか、キャッチコピーを入れるのは、ちょっと、ね。流れの中でちょっと不自然だ。やっぱり。

対して、この前の代表戦。玉田中心に撮られていたと感じた人は多いと思う。おそらく、ディレクターを中心に玉田を主人公にすることで、多くの人(ミーハー)が感情移入ができると考えたのだろう。佐藤が決勝弾を入れた後に玉田の表情を映すという設定は、やりすぎ。浅はかすぎ。ドキュメント出身の人がよくやる手だが、私はきらいだ。勝手にストーリー作るな。スポーツ実況は俯瞰の目でやるもので、一人称でやるものではない。当たり前のことだ。
TBSはこうした傾向が強い。フジはここまでひどくない。TBSは、どこか勘違いをしているのだろう。テレ朝は、比較的代表サポの立場から見ようとした姿勢は見える。はしゃぎすぎの感はあるが、まだ、その方がましかな。できたら、ブラジルに送られたらしいので、その実況を見てみたいね。情けないね。サッカーをばかにしているよ。
by worsyu | 2006-04-01 11:35 | サッカー
<< パン壁・パン壁・パン壁 麒麟>鹿=意味は無い >>